2020.01.24 カワハギ

前回を受け、SHIMANO Stefano攻 H177SPを購入。
M、MHに続いて3本目のStefano、これにて打ち止めにしないとね。
前回釣行の翌日、一俊丸はお客さん1人しか乗らずだが辻堂周りだけで30枚の結果というニュース。
たった1日違いで、羨ましい。
一俊丸お正月休み期間を経て予約。
朝、船長曰く「休み中に水温が1度下がったからどうかねぇ」
船にStefano MHと2本を持ち込んで準備。
朝イチ、珍しく席の抽選で一番クジを引いた。
左舷、ミヨシの2番を。幸先良い。
1番は先端でナナメ過ぎて釣りにならないからと2番に。今日はお客10人だから片側5人程度。余裕ある。
乗船して準備し始めると常連ぽいおじさんが隣のミヨシ1番へ
「よろしくぅ〜」
ふざけんな!後から来てクジも引かずにミヨシ1番に入って俺にズレろってことかよ。
ああ朝イチから気分が悪い。
次は絶対にミヨシ1番と書くことを決意。
このジジイ、後々ひどいマナーの常連だと判明していくが…

まずは 新品の攻 H177SPを。
仕掛けはDaiwaのパワースピード7.5号 3本仕掛け。
上にケイムラ白のホウキ星
オモリはタングステン25号のヤツに緑の点滅を付けて。

辻堂沖。15mから。
…アタリなし
流し変えて辻堂沖から烏帽子岩付近の20mちょいを。
コツコツとアタリ。合わせる、けど乗らない。
エサは齧られただけでほとんど残ってくる。
何度か流し変え…アタリ、乗らないを繰り返し。
アタリがあってから竿先をゆっくり送って緩め気味にしてから聞き合わせ。
ぶるんぶるん…乗った。
竿先を上げたところから緩めないようにゆーっくりと巻く…途中「ドンドン」とカワハギ特有の引き。
手の平くらいのが上がってきた。
船中初の1尾。
いや、攻 H177SP、すげぇ感度。
ビンビンにアタリが明確。
流し変え。
アタリ…合わせるとドーンと乗った。
デカイんじゃね?
ゴンゴン、ゴンゴンと叩いてる。
リール巻き始めてちょっと
ふわ…バレた…マジか…
流し変え。
なかなかアタリが無い中…
カツカツ…アタリ…合わせる、ドーン!
ゴンゴン、ゴンゴン…ふわ…
まずい…どうも大きめのカワハギが叩くと竿の反発でバレる?
リーリングの際、水平に近い位置で巻いて、竿の曲がりでやりとりしてたけど、Hのロッドだと硬過ぎて、竿が跳ねる感じがする。
アタリは鮮明だけど、掛けバラシがある。
これかぁ…
大型を掛けてやりとり始めでバラすとかなり衝撃。
やむなくMHに持ち替えるけどアタリが判明しない…
「ちょっと食わないので亀城根まで25分走ります」と船長。
(深場ならH177SPでいけるだろ。それ用なのだから)

亀城根到着。
「42m ちょっと根掛かり気をつけてね」
H177SPでやってみる。
深場で誘うべくオモリで底を小突く。
レスポンスが早い、MHだと竿の曲がりで、オモリを細かく小突いてるつもりが「トーントーン」とに近い。
H177SPは竿先が硬いことからくる操作性の違いで「トントントン」となる。
タタキを入れたときも海中から振動が伝わってくる。
ああ、これか。とにかくレスポンスが良い、早い。
謳い文句通りの操作性、凄いな。
「顔見たよ」と船長。
カワハギ居るみたい。
気合い入れて誘う。
コツコツ、ぶるんぶるん、乗った。
会心の合わせ。リーリング…ドンドン!…
ふわ…
またバレた…落胆具合はかなり。
いや、掛かりが浅いだけじゃないだろ、これ。
とにかく釣らないと…
MHに持ち替える。
アタリ、やや送る…ぶるんぶるん
竿先が曲がりながら合わせると乗った。
リーリング…ゴンゴンゴン…リーリング…ゴンゴン…釣れた。
MHだと釣れる。

流し変え。
50m。
H177SPでやらないと意味がないと持ち替える。
アタリがしばらく遠退く。
船内はポツポツと釣れている。
周りを見渡す。釣れている人はかなりシンプル仕掛け。
ピカピカシールをオモリ全面に貼ってギラギラにしている隣客はマナー最悪だけど大型を掛けている。
なるほど、こういう方法もあるのか。
とりあえず、緑の点滅ライトを外す。
アタリ無し。
黄色蛍光のホウキ星をケイムラホウキ星の下に足す。
アタリ無し。

流し変え。
何も変えずにただアタリを待つのもアホなのでベタ凪で潮が早い事もあり、思い切ってピラピラ集器ふたつつけて中オモリ作戦。

潮に打たせて緩め気味に誘うも
アタリ無し。
周りはチラホラ掛けている。
アタリ無しだが回収するとエサは無くなっている。
二投で断念。ダメだ、そもそもアタリ少ないのにそのアタリさえ阻害しているらしい。

ケイムラほうき星を外して蛍光イエローだけにして、オモリも白と黄色のDaiwaシンカーに。

ふと横を見るとハリスが10cmのロングハリスを使用している。
なるほど、ハリスの動きか…
根掛かりも少ない場所らしい。
唯一残っていたパワースピードの細めのロングハリスに変えて投入。
オモリをトントントントン、ストップをかなり長く
カツカツ…お?…竿を下げて間をとる
ぶるんぶるん…キタ…リーリング開始
ドンドンドン…ふわ…バラシ

あちゃー H177SPの扱い方に問題アリ‼️

MHに頼るしかない。
同じ仕掛けを付けて投入。
ややオモリトントンの動きは遅くなる感じ。

左隣の人はそれほど上手い感じではないがゆっくり上下させて長ーーいストップでポツポツと釣っている。
右隣のマナー最悪のジジイは潮が速いのに先端から艫に向かってただ流すからオマツリだらけ。
俺を通り越して3人目の仕掛けまでオマツリ。
詫びる訳でもなくただ流す。
時々大型を掛ける。腹立つ。
エサはなんだか分からんが自前の大アサリを塩だらけ?味の素だらけ?に付けていてアタると大型が上がる。
ジジイはStefano ci4+ だがHHらしく硬そうだ。
大型を掛けてバラシたが、竿先は完全に下へ向けてやりとり。
こんな感じより更に下向き。
硬い竿の時は穂先のやや柔らかいとこだけを使って手首の柔らかさで反発をいなすやりとりスタイルが有効なんだな。
脇に竿尻を挟んで竿を水平に構えていなす俺のやりとりでは無理だ。
数釣りができるタイミングで練習するしかないな。

MH、細いロングハリス10cm、アサリは水管を取り
ベロからワタだけの2個付けでボリュームを。
細かく誘いは入れず、ゆっくり目でストップ長め。
これで中型を2枚連チャン。都合4枚釣れた。
MHの釣りに慣れてしまっているというよりMHの胴の柔らかさで今までやりとりできていただけなんだな。

この日、潮が速く
左側ミヨシ2番目に座った俺から見るとミチ糸は船下方向の右側ミヨシに流れていて、底を取った途端に流されてトントンする暇もなくオモリが引っ張られて浮いてしまう。
また底取り。
誘いを入れる間も無くオモリが浮く、フリーにして着底、ストップ。竿を下向きにして数秒のストップの間を作るの繰り返しでめっちゃ難しい。
帰港してトップ8枚釣った先生に聞くと幹糸分の長さ70cmを完全に緩めて中オモリでやった方が良かったらしい。
なるほどだ。

その後、MHで釣ったが
今度は大型を掛けてもロングハリスがチモトからキレて4連続でバラシ。
大型のフグかもしれないハリスのロングスピード針は細いヤツだけ。
ロングハリスの太目のヤツを持っていなかったので為す術無し。
準備が足りない。

結局、H177SPは活躍することなく1枚だけの惨敗。
やりとりの仕方とロングハリス10cmに気付いたのが遅かったこと、速い潮に対する中オモリの使い方の3点で惨敗。

4枚釣ったけど、全部掛けていたら最低15枚は釣ってた筈。
高級な道具を使うなら技術が伴っていないと宝の持ち腐れ。
意気消沈で亀城根を後にした。

乾 雅人 テレビの仕事、食の事、趣味の事。

有限会社FOLCOM.代表取締役 テレビ演出家のアレコレ。

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