気に入ったら通いつめる主義です。

恵比寿のガーデンプレイスのほど近くにある
鮨 伊佐野

今年の6月半ばに偶然訪れたお店。 

実は弊社からは歩いて5分の場所にあるのですが

外観から「敷居が高い!」と勝手に思い込んで伺うタイミングを逸していました。

             ※お店のHPより

どうです?

とても「予約してないんですけどぉ 空いてますぅ?」なんて気軽に引戸を開ける気になんかなりません。

たとえ食べログとかで見つけて予約を入れたとしても、お店の入口で緊張するに違いないです。

で・・・たまたま予約を入れて、たまたま伺うことになり、緊張しながら入店して

「鮨 伊佐野」のご主人 佐野さんの素晴らしいお寿司と人柄に魅せられて毎月必ず伺うようになったのです。

Facebookに店名を伏せ、写真をアップしたところ恵比寿の魚料理が絶品であるイタリアンの佐々木シェフから

「伊佐野でしょ?佐野さんの出す魚は素晴らしいですよ」とメッセージが来たほど。

さて、今回は…

佐島の赤座海老。

「乾さん用に用意しましたよ」

と出てきた赤座海老はすんげー立派なヤツ!
「有名な佐島のタコはこの赤座海老を食べてるから美味いって言われてます」
だそうです。
塩で軽く炙っただけの海老をいただきます。
完全に今年一番美味かった海老でした。
海老ミソも極上。倒れました。
白子はキャビアを載せて。
すんごいす。
素晴らしい仕事をしたあん肝は
トリュフ塩で。
爆発的な旨さです。
大間の本鮪 大トロ。
このわたの茶碗蒸し。
んまい!
ノドグロ。
焼き加減が完璧。
二種の小さな雲丹丼。

この他、握りをたくさんいただきました。

さて、僕は最近まで所謂「高級寿司店」に通うことはしてきませんでした。

銀座の超高級有名寿司店へ父親に連れられて何度か勉強の為、伺いましたが

僕が若かったのか
(自分で通おうとは思わんな)
でした。
去年の秋
エレキコミックのやついいちろうさんにお声掛けいただき
阿佐ヶ谷の予約の取れない名店「鮨 なんば」へ
こりゃまたなんとも凄いメンバーで難波さんのお寿司を食べ

「お寿司って素晴らしいんだな」

と感銘を受け、
(おっさんになったのだから、お寿司をちゃんと食べよう)
と思ったのです。

鮨 伊佐野へ初訪問時、
有名若手俳優さんがいらしてました。
彼がご主人の佐野さんに
「あ〜 今年もこれが出る季節ですかぁ」
と。
(なるほど、お寿司屋さん、レストランに通年通うって大切だよなぁ)と感心しました。
事実、伊佐野で出すイクラの茶碗蒸し。
イクラの粒が小さな頃から冬前の大きくしっかりした粒になるまでの味や食感を楽しみました。
魚の移り変わりを楽しむのはお寿司の素晴らしいところです。

僕はあちこちを食べ歩く、というより
気に入ったお店に通いつめて深く知っていきたいタイプです。
よく「行き過ぎ!」と笑われますが(笑)

前出の釣り記事に書いた西伊豆磯釣りの玄関
「小下田」が気に入り、20年前から小下田の磯に通いつめました。

有名な南伊豆 須崎・大瀬・石廊崎・入間・妻良 西伊豆 雲見…ミーハー的に通ったこともあります。勿論、あちこちの港・磯を「釣れている情報」を頼りに釣り歩く釣り師もいます。

僕が尊敬する磯釣り師 神様 山元八郎さんが雑誌に
「同じ磯に通いつめて海の中まで知る。でも海も魚も毎日違うから、前に釣れたやり方は通用しません。ただ、深く深く知っていくと引き出しがどんどん増えて自然と釣りが上手くなります。」
と書いていました。
で、小下田を僕のホームグラウンドに。
釣りは上手くなってませんけど、引き出しは確かに増えました。

お寿司は恵比寿 鮨伊佐野をホームグラウンドに通いつめて勉強したいと思います。

乾 雅人 テレビの仕事、食の事、趣味の事。

有限会社FOLCOM.代表取締役 テレビ演出家のアレコレ。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • 乾 雅人

    2016.12.14 09:09

    @常世晶子一緒に行く人によるけどね(笑)
  • 常世晶子

    2016.12.14 09:07

    いいですね!何とも美味しそうです!!(⌒‐⌒)